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●津村修二

1983年福岡県福岡市生まれ
ツムラクリエイション代表。ボードゲームクリエイター/アーティスト
おもちゃインストラクター・おもちゃコンサルタント(芸術と遊び創造協会認定資格)
福岡大学商学部篠原巨司馬ゼミ特別講師
ヨーロッパの木製玩具・ボードゲームの店「つみきや」(天神イムズ6F)スタッフ




【自己紹介】

私は3人兄弟の末っ子(次男)として生まれました。
両親は「豚のように丸々と肥えた子だった」と振り返ってそう笑います(笑)

幼少期、よく一人でごっこ遊びをしたり、絵を描いたりしていました。頭の中に想像の世界がいっぱいで、その世界で遊ぶのが楽しくて仕方ありませんでした。

ゲーム作りもその想像遊びの中の一つ。きっかけは兄でした。社会現象にもなったファミコンソフト「ドラゴンクエストV」のようなロールプレイングゲームをノートに作って遊ばせてくれたんですね。それで「ゲームって作れるんだ!」って思って。7歳くらいだったと思いますが、そこから自分でもノートや画用紙を使ってゲームを作るようになりました。

作ったゲームは近所の友達とよく遊んでいました。私のゲームで友達が楽しそうに遊んでいる姿を見て、すごく嬉しかったことを今でも覚えています。その時、"自分が作ったもので人に喜んでもらう快感"を初めて知ったように思います。これは私のクリエイターとしての大きな原体験になっています。

小学生の頃は外遊びも含めて色々な種類のゲームを作ってきましたが、6年生の時に9か月間掛けて作った「福岡市大すごろく」が一番思い出深いです。画用紙17枚を繋ぎ合わせて作った、福岡市の全住所が登場する巨大なすごろく(縦135cm×132cm)です。マスは全部で900マス。あまりにもサイズが大きいので、なかなか遊ぶ場所がなく、当時は頑張って作ったわりに2回しか遊べませんでした(笑)
福岡市博物館1階「みたいけんラボ」にて「Amen」とともに展示中

一方で、ゲーム以外にも夢中になったものがありました。それがお笑いです。特にダウンタウンが好きで、コント番組「ダウンダウンのごっつええ感じ」は毎週録画して見るほどに。お笑いをやりたい!と思うようになり、架空のラジオ番組や友達との即興コントをテープに録音して楽しんだりしていました。その影響から小学校の卒業文集には"タレントになりたい"と書いています。ですから、この時は"ゲームクリエイターになりたい"とは思っていませんでした。

中学生になっても、お笑いへの熱は冷めず、学校の帰りの会の時間にネタを披露したり、担任の先生に将来はお笑い芸人になると言ったりしていました。もし、お笑い芸人が難しくても、自分は良い大学へ行って、良い会社に入って・・・というような道ではないところで能力を発揮したい、発揮できるはずだと思っていました。

中学3年の3学期。私は不登校となりました。きっかけは授業中にお腹が痛くなってトイレに行ったのですが、それを冷やかされたように感じ(今思うと被害妄想も含まれていたと思いますが)、それ以来、教室で授業を受けていても、ずっとトイレのことが気になり、学校へ行くこと自体怖くなりました。

志望校に合格はしたものの中退。翌年より通信制高校へ進学します。長い一人の時間を支えたのは絵を描いたり、漫画を描いたり、ゲームを作ったり、といった創作活動でした。ここでさらに私は「自分の才能で生きていくんだ!」という気持ちが強くなりました。


この頃にまた違う新たな夢が見つかります。それがミュージシャンでした。小室哲哉さんに憧れ、「TK MUSIC ONLINE」という通信講座を受講。新聞配達のアルバイトで稼いだ初給料でキーボードを購入し、パソコンを使って作曲を始めました。自主制作でCDを作って販売したり、自分でホームページを作って配信したり、プロを目指して活動に励んでいました。

高校卒業後はフリーターを経て、一般企業に就職。営業マンの傍ら、音楽活動を続けていましたが、ある方との出会いから、ゲーム作りの熱が再燃。自分のゲームを商品化するという夢を持つようになります。本当に人との出会いで人生は変わるものです。

その時、商品化を見据えて作ったのが「Amen」でした。"面白い"という自信があり、メーカーに売り込みを始めましたが、商品化への道は厳しいものでした。そこで2011年に「ツムラクリエイション」を立ち上げ、「Amen」を自主製作する道を進みました。そうして今に至ります。

お笑い芸人、ミュージシャン、ボードゲームクリエイターと目指す夢は変わってきましたが、"自分の作ったもので人に喜んでもらいたい"という根本は変わっていません。そして、この先何十年経ってもその気持ちは変わらずに持っている自分でありたいなって思います。




●ツムラクリエイション 理念

「オモシロイ」を、もっとつくる。

人が「オモシロイ」と思うとき、そこには笑顔と喜びが必ず一緒にあるものです。
そんな「オモシロイ」をたくさんつくりだすことは
多くの人の笑顔と喜びをつくりだすことへとつながります。
それは同時に人を幸せにすることでもあります。
「オモシロイ」を、もっとつくる。
私はその目標に対して最大限に力を尽くし、
"人の笑顔と喜びをつくり、明るい社会をつくる"
という社会貢献を実現させていきます。




●ツムラクリエイション 沿革


2011

「ツムラクリエイション」起業。オリジナルボードゲーム「Amen」を発売
ブログにて4コマギャグ漫画「大微笑劇場」(全100話)を配信

2013

くうきプロジェクト「津村修二のアナログゲームとおもちゃの広場」(定期ゲーム会)を開催
ヨーロッパの木製玩具・積木・人形・ボードゲームの店「つみきや」(天神イムズ6F
)に勤務
造形作家・坂田賢次郎とサイコロ振り台「振り台〜祈りの形〜」を共同開発
さいとぴあにて個展「津村修二の創作ゲームの世界展」を開催


2014

書斎りーぶるにて「津村修二のハートフルタイム」(定期ゲーム会)を開催
福岡市博物館みたいけんラボにて「Amen」「福岡市大すごろく」の常設展示が始まる
大分県日田市にて小学生を対象にした創作系ワークショップ「おもコラどんどん!」を開始
(女優・高野桂子とダンサー・小笠原萌と共に作った演劇
×ダンス×ゲームのプログラム)
「365日のカレンダー」「ミラーカレンダー」等オリジナルカレンダーの制作を開始

2015

ドイツ・エッセンで催されたボードゲームの世界的祭典「シュピール」に参加

2016

伝統ゲームルドから派生したロケットゲームをリデザインした「T-ROCKET」を発売

「福岡市大すごろく」をきっかけに新聞・テレビで取り上げられる機会が増える
KBC「サワダデース」では密着取材を受け、13分の特集が放映される
福岡アジア美術館で開催された「躍動する現代作家展(主催:空間芸術TORAM)」に出展
活版印刷所オールドマンプレスにて「津村修二のボードゲームシューレ」(定期ゲーム会)を開始
「ゲーム学会 第15回全国大会」において創作ゲームを発表
MUJIキャナルシティ博多店にて「津村修二の創作ゲームとボードゲームのアート展」を開催

2017

高齢者対象のゲーム会「簡単で面白い!世界のボードゲーム体験!」を開催
ファンファン福岡(西日本新聞社)にて「津村修二のボードゲームヌーヴォー」
の連載開始
イタリア会館・福岡Art Gallery Spazioで「津村修二の創作ゲームとボードゲームのアート展」開催

2018

六本松蔦屋書店にてボードゲーム講座を不定期開催
久留米工業大学交通機械工学科緒方光教授のボードゲーム創作授業をサポート
朝倉災害復興支援プロジェクト「あさくら杉おきあがりこぼし展」に作品出展(翌年も出展)
福岡大学商学部篠原ゼミにて特別講義「ボードゲームのデザイン」を行う
日田市不登校適応教室やまびこ学級人権講演会にて講演
 
2019

UNICO(児童発達支援・放課後等デイサービス)大野城教室にてワークショップを開催
協力型ボードゲーム「さくらの大冒険」(つみきや)をゲームデザイン
本のあるところajiroにて「津村修二のボードゲームジャーニー」(定期ゲーム会)を開催
福岡大学商学部MaCOPにて特別講義「ボードゲームのデザイン」を行う

NHK「ロクいち!福岡」「おはよう九州沖縄」にて密着取材
フランク・ロイド・ライト8作品世界遺産認定記念イベント(東京)にてゲスト登壇
久留米工業大学交通機械工学科にて特別講義「ボードゲームのデザイン」を行う

2020

「福岡市大すごろく」拡大図公開(1995年の福岡をバーチャルツアー)
「津村修二の創作ゲームとボードゲームのアート展」ウェブミュージアムにて開催

西日本新聞こども記者オンライン企画「すごろくワークショップ」開催
別府公民館オンライン講座「すごろくを作ろう」開催

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