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●ゲーム内容

「ESCAPE」は宝石デパート店を舞台に宝石を盗み出す泥棒と、それを捕まえる警察に分かれ、交互に役割を交代しながら規定回数をプレイし、獲得した点数の高さを競うゲームです。

プレイヤーは泥棒3名、警察5名をそれぞれキャラクターカードの中から選びます。先攻、後攻(泥棒役をどちらが先にやるか)を決めたら、先攻のプレイヤーからゲームスタート。泥棒役は全ての泥棒をサイコロを振って動かし、店内にある宝石を盗み出します。始めの3ターンは侵入タイムとして泥棒役が自由に動けます。泥棒は1F入口からスタートさせます。3ターン経過後に警察役が1F入口から泥棒役を追っかけます。泥棒役は出来るだけ多くの宝を盗み、1F入口と屋上のヘリコプターとロープにあるESCAPEゾーンから脱出することを目的としています。警察役は泥棒を逮捕する(泥棒と同じマスにちょうどで止まる)か、ダウンさせる(泥棒のいるマスを通ることで泥棒にダメージを与え、それによって泥棒の体力を0にする)か、または最終手段として銃殺する(射程距離内の泥棒を銃殺可能。しかし人道的な行為ではないのでその泥棒が獲得している財宝の半分が点数として泥棒役のプレイヤーに入る)かして、泥棒の脱出を阻止することを目的としています。


●ゲームマップ


左下が1F、左上が2F、右上が3F、右下が屋上となっている。両端にはそれぞれ非常階段がある。屋上を除いた各階にあるエスカレーターに止まると階層の昇降が可能。全階層にあるエレベーターに止まると好きな階層に移動ができる。また全階層の左右にある非常口は両端の非常階段に対応している。


宝石やアイテムのカードをその絵が描かれている場所の上に置いて準備する。泥棒はその上を通ると獲得できる。


●宝石カード・アイテムカード


宝石は10種類あり、それぞれ価値が異なる。「クリスタルの鍵」はクリスタル保管庫を開けることができる。「防弾チョッキ」は警察からの銃撃を1回防げる。「栄養剤」はそれを使った泥棒の体力が10回復する。


●警察&泥棒キャラクターカード


警察10名泥棒10名、合計20名の個性的なキャラクターが登場。



【警察のパラメータ】
1.攻=攻撃力。泥棒と接触した時に与えられるダメージの値。2.移=移動力。サイコロにプラスして進める値。3.射=射程距離。銃殺する時にどれくらいの距離までなら射程範囲内かという値。
【泥棒のパラメータ】
1.体=体力。この値が0になると「ダウン」と言ってその泥棒はゲームから外される。2.移=移動力。サイコロにプラスして進める値。3.連=連携力。「連携」と言って仲間の泥棒に宝を渡すことができるが、その連携ができる距離を示す。
※その他、特技を持つキャラクターがいる。


●振り返って

「ESCAPE」はこれまで作ったことのなかったパターンのゲーム。子どもの頃から私の作ったゲームを一緒に遊んできた友人が言うにはこのゲームが私が作ってきたゲームの中で一番面白いゲームだと言っていました。「泥棒3名、警察5名という泥棒の絶対的不利な状態が良い」「リスクを冒して粘って高額の宝を狙うか、安全に少しの宝でさっさと脱出するかのジレンマが良い」と高く評価してくれました。私としても、能力の異なる複数の仲間をいかに適材適所で使っていくか、どんな作戦で攻めていくか、どう相手の読みを裏切るか、など色々と戦略性があって面白いゲームだと思います。